2021.01.19
EISENHOWER JACKET with MOUTON
昨日のブログにてご紹介しました「BEETHOVEN」アイテム。
ルーツを辿るとまた違った洋服の面白さ、奥ゆかしさを知れて楽しみ方のバリエーションが増えますよね。
そして今シーズンの「BEETHOVEN」が、こちら。
■”BEETHOVEN” INSULATED IKE JACKET
ヴィンテージのベートーベンスウェットを御存知な人は多いはず。
あのスウェットが何故存在するのか、ヴィンテージラバーにも知っている人は意外と少ない。
1960年代のクラシック音楽ラジオ番組で、キャンペーンとして企画されたスウェットが起源。
万博に合わせ企画を打ち出し、販売も好調を極めた。
今そのPRを行うとすると、どんなアイテムを展開するかというコンセプトの元、考えたアイテムとなっております。
60年代に最大の技術を極めたヨコ振り刺繍を元に、昨日もご紹介した「THREE B’s」のひとりベートーベンを刺繍で表現するアイテムを製作という内容。
使用するベースモデルとしては1940年代初頭にはアメリカ不変のジャケットとして完成を迎えたアイゼンハワージャケット(EISENHOWER JACKET)、またの名をアイクジャケット(“IKE” JACKET)をベースに作られたワークジャケットベース。
近年では、カニエウェストが着用した事でも注目されたジャケットのひとつでもあります。
アイゼンハワージャケットは、アメリカの軍服として考案され、第二次世界大戦中にはたドワイト・D・”アイク”・アイゼンハワー将軍の提案に従ってデザインされ、彼自身もこよなく愛用したことからこの名称となり、デザイン性や実用性を兼ね備えたジャケットは今も尚、色あせる事のない普遍性を感じ取れるもの。
これをベースモデルにBOW WOWでは、全く違う感性にて落とし込みに磨きのかかったアイテムに仕上げております。
身頃には各所に縫い付けたプリントパッチを配し、60年代当時のべートーベンスウェットPR広告資料に手を加えたパッチのモデルは皆、音楽家シリーズのスウェットシャツを着用しています。
きっと、これを着て彼らはPR活動を行うだろうと、、、そんなイメージの元。
音楽家スウェットシリーズPR写真を用いての中綿入りジャケットになるのです。
衿部分から背面に覆いかぶさるリアルムートンにはファッション性を感じ取れる。
生後1年以内のラムにより作られる最上級のベビームートンを採用した濃紺色の極上もの。スペインの世界三大タンナーとして数えられるインペルサ社製を使用した逸品。
ボタンにより脱着可能となり幅を持たせたスタイリングの提案。
脱着した背面にはベートーベン刺繡が施され、こちらもヨコ振り刺繍により職人の手により作られたアートワーク。
21SSコレクションピースの中でも、今までのBOW WOW とはまた新たなアプローチはこういうウェアから感じ取れる事と思います。
そして、リアルムートンを使用したアイテムがいくつかリリースされる中、どれも違った角度にてアウトプット。
楽しみが湧くコレクションは、間もなくスタートの兆し。
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