2020.04.22
BOW WOW “JUDE” BLEACHED TEE
Tシャツをチェックし出している時期かと、本日はちょうど入荷になった店頭でも問い合わせの多いTシャツのご紹介。
プリントのデザインを考える時、Tシャツにプリントするだけでない、他では出会えないTシャツも作りたいと常々思います。
しかも90sを感じるデザイン。
今回は$1000の値段が付く物も多く出ているヴィンテージTシャツブランド、モスキートヘッドを上回るものへの挑戦。
正直、モスキートヘッドのハンドメイドボディーが、どう作られているか、自分の知識では辻褄が合わず理解が出来ませんでした。
どうも日本にある薬剤では作れない気がします。。。
そうなると当然考えるのは、それを超える為のオリジナルレシピによる真っ黒ボディー作り。
すみません。このボディー製造も簡単でなく、今回は企業秘密。
プリントは、今時のTシャツには見る事のない超大判アルミ枠を作ってのシルク製版が重要。
かつ版毎の重なり方と、センス。
製版するまでは、細部まで気にしなければオーラは出ないと分かっています。
入魂を感じていただければ嬉しく思います。
プリントの重なりとズレ、Tシャツの生地の厚みを越えてプリントする事によるムラ。
インクの垂らし方によるグラデーション。
一点一点異なる若干のプリントのズレ。
プリントの質感。
どれをとってもオリジナル要素も加えて上手く出来たと思います。
プリントに使われた顔は、『STAND BY ME』で4人組の少年たちのリーダー役だったリ〇ーフェニックス。
23歳でこの世を去った彼は、ブラッドピット、レオナルドディカプリオに並ぶ俳優。
20代で亡くなったシドヴィシャス、ジェームスディーン、ノートリアスB.I.G.、2PAC、尾崎豊、カートコバーン、ジミヘンに並ぶ天才。
もっともっと日本で彼の映画を見てほしいと、背景には名場面を散りばめてプリントしました。
今のTシャツプリント技術、日本ではあまり知られていないですが、90年代アメリカのシルクプリントと全く手法が変わってしまっています。
現代に合わせることは、正直このアイテムでは特に考えられないところ。
分かっていると、出来上がりレベルの違いが分かってしまうんです。
こちら、90年代のアメリカでされていたプリント技法を蘇らせプリントしています。
詳細が知りたい方は、ぜひぜひ落ち着いた時にでも店頭で違いについて聞いてみていただきたいです。
このあたりを再現する事は、職人との出会いになってくるレベルな気がします。
前身、後身ともに手作業によるブリーチ、一点一点異なった仕上がりになっています。
一点一点上がりを気にしながら加工していますので、すべての個体が良い雰囲気に上がっていますので心配ないです。
STAND BY ME
タンスに入っていない感じの新しい一枚として、宜しくお願い致します。
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